カナダ公立高校留学


プランBではカナダ高校留学をあえて公立高校に特化しています。その主な理由は、①教育委員会による運営で高品質の教育が提供されること、②総じて留学生へのケアが整っていること、③滞在も含めた費用は年間200万円台と典型的なボーディングスクールの半額以下で留学が可能なことで、これまで多くの日本人に支持されています。プランBではブリティッシュコロンビア州のバンクーバー郊外を中心とした教育委員会と契約を結んでおり、注意深くモニタリングを続けながら国際バカロレア(IB)を含む公立高校留学プログラムをご提供しています。

カナダの公立中学・高校留学のシステムと特徴

カナダは各州ごとに義務教育年齢や必修科目、入学基準、卒業に必要な単位数や条件、成績評価の基準が異なります。例えば、日本人にも人気のバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、日本と同じでGrade1-6までが小学校・Grade7-12までが中学高校となりますが、トロントのあるオンタリオ州ではGrade1-8までが小学校・Grade9-12までが中学高校となります。カナダの中高生の約95%が公立校に通っており、塾や予備校に行かずとも国際的に見て教育水準が高いのが特徴です。

公立校への入学基準

教育委員会により基準は多少異なりますが、日本での主要科目の5段階評定平均3が一般的です。入学試験はなく書類審査をパスすれば入学できます。出願には「願書」「過去2〜3年間の英文成績証明書」「エッセイ」のほか学校の先生の推薦状などが必要な場合もあります。

入学時期

長期留学の場合、9月に新学年がスタートするので9月入学が一般的ですが、2月や4月からの受入れが可能な学区もあります。また「体験留学」という数ヶ月間の留学も可能なので、例えば日本の学校を3月末で終了し、4月から体験留学や8月のサマースクールにて現地の生活や学校に慣れつつ9月から新学年スタートも可能。日本や語学学校で数ヶ月しっかり英語を習得し9月から入学する生徒もいます。

科目選択

学期ごとに主要科目(英語・数学・理科・社会・体育)以外の選択科目は学年または学期ごとに生徒が自分にあった科目を選び時間割を決定します。カナダの高校卒業を目的とした留学では三年間の必要単位数が決まっていますし、卒業後の進路によっても必要科目が変わってきますので留学生カウンセラーなどに相談しながら決めていきます。

 

英語が母国語ではない日本人生徒にとっては英語の授業についていけるのか不安になりますが、積極的に留学生を受入ているカナダ公立校には『ESL(English as second Language)」と呼ばれる英語コースがあり英語サポートをしている学校がほとんどです。

 

カナダ留学の特徴として「選択科目の多様さ」が挙げられます。各学区により異なりますが、以下のような珍しい科目がたくさんありますので、興味のある科目を学びながら単位取得できるのは生徒にとっては嬉しいシステムとなります。

 

(主な選択科目)

・語学(英語以外日本語含む)・会計・ビジネス・マーケティング・企業・ジャーナリズム・調理・機械技術・ジャズバンド・ギター・演劇・アニメ・映画・絵画デッサン・彫刻・デジタルメディア・写真・陶芸・製図・木工 ほか

 

上記以外にも「アカデミー」という単位となる科目もありプレイだけでなく各分野に関する講義も行われます。

 

(主なアカデミー)

・サッカー・ダンス・ホッケー・バスケットボール・ソフトボール・ラクロス・映像制作・スイミング ほか

滞在先

各学区の教育委員会が手配するホームステイ先(朝昼夜食事つき)に滞在するのが基本です。ホストファミリーになるには細かいルールがあり各学区のホームステイ担当者が基準をクリアできているかなど随時細かくチェックしています。

 

基本はベッドや机のある快適な個室が用意され、同じ家庭に他に留学生がいる場合は国籍の違う生徒が一緒になるのが大半です。

ホームステイ先から学校へは徒歩またはバスなどで通学します。

 

アレルギーの有無・小さい子供や動物の有無・趣味などの希望を事前に提出した後に学区にてホストファミリーが選定されます。ホームステイ先が決定するのは一般的に渡航1〜2週間前になります。

 

学区にはホームステイ担当または留学生担当者がおりますので、ファミリーとの生活で気になることがあればすぐに相談でき、状況に応じてステイ先を変更することも可能です。

 

公立校では限られた選択になりますが寮があり、24時間体制で管理サポートを行なっている学区もあります。

カストディアン(後見人)について

未成年の生徒がカナダに留学する場合は必ずカストディアン(後見人)が必要となります。生徒が事故や急病になった場合に責任を持って対処してくれる人のことで、公立校の場合は校長先生や教育委員会のメンバーなどが担ってくれます。カストディアンの申請には所定の書類があり、カストディアンと生徒の保護者双方が特定の機関(公証役場など)で公証印のある宣誓書を発行してもらいます。

卒業後の進路について

カナダの高校を卒業後はカナダの大学はもちろん、アメリカや他国の大学にも進学可能ですし日本の大学に進学する生徒もいます。日本の大学では帰国生入試、AO入試などがあります。日本と同じで高校3年になる前には進路をある程度定め、希望する進路先の大学入試に必要な履修科目を確認しておくことが大切です。

公立校の学区選び

公立校では費用や基礎的な科目については各学区大きな違いはないため。。。

  • 都市部に近いのが良いか、またはカナダの大自然豊かな場所が良いのか。
  • 日本人スタッフの有無
  • 興味のある選択科目やアカデミー(スポーツなど)での選択

などを考慮して選択します。

年間費用目安

学区、滞在先や為替にもよりますが、おおよそ年間250万円〜300万円程度とアメリカやイギリス、カナダのボーディングスクールと比較して半分から3分の1程度です。この費用の中には、年間授業料・滞在費(朝昼夜食事つき)・出願料やホームステイ手配料・学校医療保険・空港送迎・カストディアン手配料などが含まれています。

留学までのスケジュール

【渡航1年〜半年前】 カウンセリングを行い、「留学の目的」「期間」などの希望を伺いながら渡航先の学区を選定します。

 

【半年前くらいまで】 出願資料(学校のアプリケーションフォーム、英文成績証明書、エッセイなど)を揃え学校へ出願

 

【5ヶ月前くらいまで】 費用を学校に支払い、入学許可書を入手したあと、カナダの「就学許可書(Study Permit)」の申請を行う。申請には、パスポート・入学許可書・カストディアン公証済み書類・翻訳済み登記簿謄本(未成年)・英文銀行残高証明書・写真などの書類が必要になり、時期により申請許可が下りるまで数ヶ月かかる場合がありますので早めの申請をお勧めします。

 

【就学許可書が発行されたら】 保険加入や航空券手配、現地使用のカード作成などの渡航準備 

教育委員会プログラム


ミッション学区

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Abbotsford



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