幼少期から才能を見込まれたジュニアは保護者の献身的で全面的な協力のもと、学業もそこそこにスポーツ一辺倒になりがちです。高校を卒業後プロになる選手も多くいますが、ITF曰く「現実は厳しく、それらの若い選手はプロトーナメントでほとんどインパクトを残せません。若い選手はそのままプロになるしかないと思いがちですが最近では多くのプロが大学を経由するようになり、それによりプロとしての可能性を高めています」。
私たちプランBは米国NCSAの日本のエージェントとして正式契約しており、これにより世界最大の大学リクルーティングネットワークと最先端のオンラインプラットフォームを活用したサービスをご提供しています。参加者である日本の学生はこのデジタルツールを活用しながら日米のアドバイザリースタッフの幅広い知識と経験そしてモニタリングを得て、全米の大学からスポーツはもちろん学業面でも自分に最適な目的地を選んでいきます。アメリカの大学リクルーティングを熟知したアメリカ人スペシャリスト達のコーチングを受けながら、日本にいる日本人スタッフのサポートにより言葉や文化の壁に余計なストレスなく対応し、本来すべきことに集中できる体制がこのプログラムを特徴付けています。
NCAA(全米大学体育協会)は、アメリカ合衆国の大学スポーツを統括する非営利団体です。NCAAは、1906年に設立され、その主な目的は、学生アスリートの福祉と競技の公平性を確保することです。現在、NCAAは約1,100の大学とカレッジを構成員としており、学生アスリートは約50万人に上ります。
NCAAは、主に3つのディビジョン(Division I、Division II、Division III)に分かれています。それぞれのディビジョンは、スポーツプログラムの規模や学生アスリートへの奨学金の提供、運営資金などに違いがあります。ディビジョンIは最も競争力の高いディビジョンで、最も多くの奨学金が提供されています。ディビジョンIIとIIIは、それぞれ競争力が低く、奨学金の提供も少なくなっています。
NCAAにはI, II, IIIの3つのディビジョンがありそれぞれ347校, 309校, 442校の大学が所属しています。ディビジョンIでは複数年で生活費なども含めた奨学金が与えられるのに対してディビジョンIIの奨学金は部分的なもの、ディビジョンIIIについてはスポーツ奨学金はありません。学生数は総じてディビジョンIが最も多く平均で約10,000人、次いでディビジョンIIの約2,500人、ディビジョンIが2,000人未満です。
約50万人いるNCAAの学生アスリートの中で、実際にプロになれるあるいはオリンピックで活躍できるのはほんの一握りという現実があります。バスケットボールでは男女それぞれ約1%、サッカーとアメリカンフットボールではそれぞれ約1.5%です。一方野球では9%と比較的高い確率となっています。いずれにせよ大多数がプロ選手以外のキャリアを選ぶことになり、その場合大学での教育を受けたことがその後の人生の大きな助けになるということとなります。
NCAAの学生アスリートになることは非常に魅力的ですが、一方で学業とスポーツの両立が求められるため、希望者は入学前から幾つかの条件をクリアする必要があります。例えばディビジョンIでは高校在学中の規定科目でのGPAで2.3以上を求められ、さらにそれに応じたSATのスコアをマークする必要があります。GPAが低いほどSATで高得点が求められる仕組みですので、日本人の学生は高校生の時から英語とSAT両方の準備が必要となります。GPAが2.3未満でSATの条件を満たす場合は"Redshrts"になり初年度の試合への参加が禁止、GPAが2.0未満の場合は試合だけでなく奨学金もトレーニングも禁止されます。
参加者はスポーツの「履歴書」をオンラインプラットフォーム上に作成します。ここには名前はもちろん学校名、身長・体重などの情報から国内外ランキングや大会成績などの実績、プロモーション動画などが含まれます。それ以外に学校の評定平均やSAT/ACTスコアまで学生アスリートとしての資質が一眼でわかる状態を作ります。このデータベースを35,000にものぼる大学のコーチが検索し、また逆に学生は所属団体やディビジョン、チームレベル、学業レベルから予算まで条件検索を行い、直接その大学のコーチとコミュニケーションをとることが可能になります。こうして進学先や奨学金などの条件が決まっていくわけですが、このオンラインツールも含めやりとりは全て英語となり、アメリカ人にとっても一筋縄でいかないプロセスを行うのは容易なことではありません。そこで私たち日米のスタッフが一人一人にとって最もフィットした、そして条件のいい進学先が探せるようサポートします。
その他日本語での:
奨学金を含む大学のオファー獲得にはスポーツのスキルや実績に加えて、英語力の証明、そしてアメリカの共通テストのスコアが必要になります。また中学3年生から4年間の指定科目の評定平均も極めて重要になることからどの科目を取るか、場合によっては日本でどの高校に進学するかの戦略から必要になってきます。
これらはどれも長期的に戦略を立てて実践する必要があり、それぞれの準備はできれば中3あたりからはじめることをお勧めします。もちろんそれ以降、例えば高校3年生からの対応も可能にはなりますが準備期間が少なくなるに従って大学の選択肢は少なくなっていき、また奨学金の条件も不利になっていくことは理解しておく必要があります。
私たちは学業面でも深い知識と経験を持っており、英語や共通テストについても国内外の専門機関と連携しこれらの対応にあたり、奨学金獲得と大学の受け入れ可能性を可能な限り高め、また条件を有利にします。アメリカの大学スポーツに興味がありそこでプレーしてみたいと考えている方は後悔しないためにも早めの準備を心がけてください。
*学年によって必要とされるレベルが違います。詳しくはお問い合わせください。
私たちのミッションは、日本の次世代を担う学生アスリートとその才能をより高いレベルに引き上げられるアメリカの大学とを結びつけ、彼/彼女たちがそこで人として大きく成長し、競技だけでなく長い人生での成功をつかむ手助けをすることです。これまでのような「スポーツか学業か」というギャンブルではありません。「スポーツも学業も」そして結果的に人生のキャリアを成功に導くことが重要だと私たちは考えます。
Q. いつから準備を始めればいいですか?
A. 中学3年生以降、早いに越したことはありません。評定平均は中3のものからカウントされることと、場合によって高校選びから考えるほど戦略的に進める必要があること、そして英語力を上げるには長い時間が必要となるためです。
Q. 高校3年生からの準備では間に合いませんか?
A. 十分間に合う場合とそうでない場合があります。例えば中3からの評定平均が5段階で3以下、英語力がゼロの場合はスポーツの実績が十分であった場合でも選択肢がない、あるいは大幅に狭まります。
Q. スポーツで際立った実績があるわけではありませんが挑戦できますか?
A. スポーツにもよりますし、ターゲットとするところ、スポーツ以外の条件にもありますので一度ご相談ください。
Q. 英語が全くできないのですが大丈夫ですか?
A. 準備をはじめる時期にもよります。アドバイスはしますがコーチと話すのは学生自身ですので、例えば高3で英語力がゼロであればかなり苦労はすると思います。
Q. アメリカの大学に全額奨学金で通えるということですか?
A. その場合もあります。ただしスポーツ、性別、その他多くの条件によりますのでご相談ください。
Q. その奨学金に返済義務はありますか?
A. 海外で言う奨学金とは基本的に返済義務がない「給付型」になります。ちなみに返済義務があるものは「ローン」と呼ばれます。したがってここでいう奨学金に返済義務はありません。
Q. 必ず奨学金はもらえますか?
A. 奨学金の可否とその金額は不確定要素が多く同じ条件でもオファーが届く場合とそうでない場合がありますので、はじめからそれを確約することはできません。ただし一定の確率でそれを予想することはできますのでご相談ください。
Q. 話を聞くのに費用は要りますか?
A. カウンセリングは無料ですのでご安心ください。