エバートテニスアカデミー
10334 Diego Dr S, Boca Raton, FL 33428
大坂なおみが拠点としていたフロリダ州ボカラトンにあるエバートテニスアカデミー。週単位のキャンプの他、高校卒業資格を取得して米国大学への進学も可能です。
エバートテニスアカデミーの経営者であるクリス "クリッシー" エバートは1974年を皮切りに13年連続でグランドスラムタイトルを取り続け(歴代1位)、合計18のグランドスラムタイトルと157ものツアータイトルを獲得しました。全試合の90%で勝利し、出場したトーナメントの76%で決勝まで勝ち進み(34回は歴代1位)、また出場した56のグランドスラムのうち93%にあたる52回は準決勝以上に進出。歴史上最も優れた女子テニスプレーヤーの一人に挙げられ、1995年には国際テニスの殿堂入りを果たしている女子テニス界レジェンドの一人です。
2018年USオープンで日本人初のグランドスラム優勝を勝ち取った大坂なおみ選手が拠点としていたフロリダ州・ボカラトンのテニスアカデミーで、グランドスラム18勝のクリス・エバートが経営するアカデミーです。日本ではまだあまり知られておらず、したがって日本人が少なく、必然的にテニスだけでなくインターナショナルな環境でのコミュニケーションスキルやサバイバルスキルも養われます。
エバートテニスアカデミーでは技術的なスキルを向上させ、戦術的なトレーニングと競争の激しい環境のもとでプレーヤーを次のレベルに押し上げるための様々な取り組みが行われています。月曜日の朝にレベルを確認しその後も毎日2回レベルのチェックが行われ、ここではテニス技術を上げるドリルの他、肉体強化とコンディショニングのためのフィットネス、フットワークドリル、メンタルコンディショニングそれに世界中から集まったプレーヤーとの試合を経験。また試合のビデオ解析や奨学金のためのリクルーティングビデオ、マッサージセラピー、栄養学カウンセリングからヨガまでオプションを用意しています。
期間は毎週(日曜チェックイン、土曜チェックアウト)で1週間から参加可能です。月曜から金曜まで毎日4時間のトレーニングにはグループでのドリルに加えマンツーマンのハイパフォーマンストレーニング、マッチプレーが含まれる(ディベロップメンタルの場合。フルタイムではマンツーマン→グループドリル)。滞在は同性、同世代の四人部屋での共同生活で年齢は18歳まで。
費用目安;
※上記、テニスレッスン、滞在費、食事、取扱手数料、送金手数料を含みます。(航空券・空港送迎費・保険代は別途必要です。)
※2020/2/20現在の価格目安となり為替により変動します。
アカデミー敷地内に寮があり4名まで(フルタイムは2名まで)が1ユニットで生活を共にします。各部屋にはベッドの他にワードローブ、勉強机、それにバスルームがありエアコン、WiFiも完備。寮内にはジムや共用のリビングルーム、カフェテリアとランドリールームも用意され、快適かつテニスに集中できる環境が用意されている。安全面においてはセキュリティカメラでモニタリングされており、スタッフが毎日部屋やバスルームのチェックを行っています。
9:00AM-9:15AM | ウォームアップ |
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9:15AM-10:15AM | グループドリル |
10:15AM-11:15AM | マンツーマンレッスン |
11:15AM-12:15PM | フィットネス |
12:15PM-2:45PM | 昼食+クールダウン |
2:45PM -3:00PM | ウォームアップ |
3:00PM-5:00PM | マッチプレー |
5:00PM-6:00PM | 夕食 |
6:00PM-9:00PM | アクティビティ |
web Sportivaインタビューより抜粋
── エバートアカデミーには、どのような経緯で行ったのでしょう?
「海外を拠点にすることには、もともと興味があったんです。その時、海外留学を支援している会社からもお話をいただいて、いろんなアカデミーを見学させてもらいました。そのなかで一番、自分に合っているのがエバートアカデミーだと思って選びました。IMGアカデミーなどに比べると大きくはなく、家族的な雰囲気もあって。テニスだけに集中できる、すごくいい環境かなと思います」
── 環境面でいいのは具体的にどんな点ですか?
「施設やコートもいいですし、日本ではできないような練習がここではできます。日本にいたら練習時間やコートの環境に限界があるので。コートサーフェスも、日本はオムニ(砂入り人工芝)が多いですが、私はハードコートが好きだし、自分のテニスはハードコートに合っているなと感じていたんです。日本にはハードコートもクレーコートもほとんどないので、そういうところも含めて海外でやりたいなと思っていました。エバートアカデミーにはハードとグリーンクレーのコートが合わせて30面近くあります」
── そのような環境で練習することで、上達したと感じる点はありますか?
「あります。フットワークがよくなったし、スライド(コート上を滑る動き)もうまくなったし、ドロップショットなどクレーで効果的な技術もうまくなったと思います。なので、エディ・ハーやオレンジボウルでも勝てたんだと思います。このふたつの大会は、試合会場がグリーンクレーなので」
── クリス・エバートに教えてもらうこともあるんですか?
「あります。ほぼ毎日というか、アカデミーにいる時はレッスンを見にきてくれるし、アドバイスもくれます。ボレーの技術の細かいことを教わることが多いです。もっと前に入ってボレーを使うようにも言われていて、前に入る動きをすごく教えてもらえています」
── アメリカに来てから、自分のプレースタイルは変わりましたか?
「やはり、前に入る動きがすごくよくなったと思います。日本にいた時はほとんどベースラインから打っていて、ボレーはあまりしなかったんですが、こちらに来てから前後の動きをすごく取り入れています。ラリーでもベースラインから下がらずテニスができるようになったと思います。以前はベースラインから下がってしまい、自分から攻撃することが難しかったんですが、今はベースラインに近いところでテニスができている。自分から展開しやすいので、ドライブボレーを使って相手の時間を奪ったり、攻撃的なテニスに変わったと思います」
── エバートアカデミーでの生活環境や、日常のタイムテーブルを教えてもらえますか?
「エバートアカデミーのなかに学校も寮もあって、寮に住んでいます。朝7時から10時までがテニスの練習。オンコートとフィットネスもやります。10時半から午後2時半までが学校。午後3時から5時までは再び練習で、オンコートが中心です。そのあとに寮に戻って夕食を食べて......という感じです」
内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki photo by ©Crossley Mayu 取材協力●プランB
全文はweb Sportivaでご覧ください
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